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レヴォーグは約6年前14年4月に国内専用ワゴンモデルとしてデビュー。レガシィの事実上の後継モデルとして用意され、当時旬だったダウンサイジング過給エンジンを排気量違いで2.0ℓと、新開発1.6ℓ、スバル肝いりの新アイテムを盛り込んでいることで、レガシィの後継モデルとして大成功、当時の第一印象。

ワインディングロードが大変楽しい車、走行モードSを選べば常時トルクがかかってる状態を保ち、エンジンレスポンス非常にいい。アクセルとタイヤの動きにダイレクト感が出る。

ステアリングを切り込んでいったときのノーズの入り応答性能もよく、ボディがフラットな上にロスがない。スッとロール方向に動き出し、リヤの荷重は前後で上手に振り分けてピタリと旋回姿勢に入る。

パワーをかけていったときのトラクション性能も大きな変化もなくエンジン回転をキープ。駆動力が4輪からロスなく伝達されているのが心地よい。旋回中のグリップ感が落ち着いていることから、ステアリング操作は最小限に抑えられ、ワインディング好きにはたまらない。

この、四駆はすごく自然でなにも起こらないことこそがスバル4WDの魅力。それでいながら接地性に優れロールの浅い足元は、限界付近でのGの抜けが穏やかで、限界は高いが手こずらせない。スバルの精神は4WDをいかに意識させずにドライブさせるか。まさに黒子に徹していることこそが伝統メーカーの技術力。

ワインディングのスムースな走りを生み出しているサスのビルシュタインダンパーのコンビは今でも健在。